知っておきたいお金知識:高額療養費制度編

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こんにちは、マグロです!みなさんはこの高額療養費制度を知っていますでしょうか?

簡単に言えばもし大きなけがや病気などによって多額の医療費がかかってしまい、生活が苦しくなってしまったときにその人の自己負担額を国が補償することで助けるというものです。

そんな高額療養費制度ですが2025年8月から改正されるようです。

そこで今回は具体的に何が変わったのか、原因はなんなのかについて探っていこうと思います!

変わったこと

結論を言うと

貧困層に優しく、病人に厳しくなったという感じです

これは厚生労働省のHPにある高額療養費上限額の具体的な増加率を表しています。

.上限額の引き上げ

医療費がかかってしまったときに私たちは国が補償してくれた分から引いた金額を払えばよいのですが、その金額が一定(上限額)を超えると高額療養費制度の対象になることができます。自己負担上限額はその「一定の金額」を指します。

医療費の内訳はこのようになっており、どのくらい私たちが医療費を安く済ませることができているのかがわかります。赤い線の下に矢印があるのは現在の収入によって線が右に行ったり左に行ったりしてしまうためです。

今回はその赤い線が右に(上限額が増える)行くように改正してしまったため、いままで対象になっていた人が高額療養費の対象から外れることが多くなりました…

また、変わったのは上限額だけではありません。

2.年収区分の細分化

上は現在、下は今後のそれぞれの収入に対する上限額を表したものですが上に比べて下が複雑になっていることがわかります。

これは下側が年収区分を細分化したからであり、理由としては年収区分の細分化することで低所得者に対する上限額の引き上げ率を抑えようとしたからです。

国民の反応

低所得者に少し優しい改正にはなっているものの結局今まで通りとはいかなくなってしまったため、多くの人から反発を受けています。特に話題となっているのは患者団体が制度の一時凍結を求めるといった行動を起こしたり、島根県知事が制度改正に批判の意を示していたりが挙げられます。

原因

こうなってしまった原因として、様々なことが挙げられますが、一番は少子高齢化が大きいでしょう。もともと政府のお金は若い層(働く人が多い年代)から回収していたため、昔はしっかり運営できていても今の状態で昔と同じようにすることは無理があったのだろうと考えられます。

まとめ

今回の改正はやはり改悪と言われてしまうのもしかたないのかなと思います。政府側もまずいと思ったのか自民党が長期治療を受ける患者に対する負担額の引き上げを取りやめるよう修正することを決定したようです。今後どのように修正されるのかしっかり確認していかないとですね…

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